2025/11/08 19:56

昔から「馬」は力強さや運を象徴する縁起の良い動物とされています。

その中でも「左馬(ひだりうま)」は、特に“福を招く”とされる珍しい書体の馬。

私(安井良壽)も、この不思議で美しい形に惹かれ、作品としてたびたび描いています。





左馬とは?



左馬とは、文字どおり「馬」という字を左右反転させた形のことです。

通常の馬の字を鏡に映したように反対にしたこの形が、古くから商売繁盛や福徳円満の象徴とされてきました。





左馬が縁起物とされる理由



左馬が「縁起が良い」といわれる理由はいくつかあります。


  1. 「馬」を反対にすると「うま」→「まう(舞う)」に通じる
     「舞う」は喜びの象徴。福を招く舞とつながると考えられました。
  2. 「右より左が上位」という古来の風習
     日本では古くから「左が上位」とされ、左向きの馬は“運を引き寄せる”と信じられています。
  3. 馬は“うま”→“うまい(上手)”の語呂合わせ
     芸事や商売が「うまくいく」との願いも込められています。






左馬が使われる場面



左馬は、茶道や書道の世界でもよく見られ、また商売繁盛を願ってお店の看板や飾りに用いられることもあります。

近年では、開店祝いやお正月飾り、贈り物としても人気があります。





私の作品に込めた思い



私の描く左馬は、ただの「縁起物」ではなく、“人に寄り添う福”として表現しています。

筆文字の流れと和風レトロな色合いの中に、やわらかな福の気配を感じてもらえたら嬉しいです。




まとめ



左馬(ひだりうま)は、古くから人々に幸運を運んできた象徴です。

その美しい形には、文字の中に宿る「日本の心」が感じられます。

日々の暮らしの中に小さな福を飾るように、左馬の作品をぜひ身近に置いてみてください。